物語がつまった宝箱
祥伝社ウェブマガジン

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私は1971年9月生まれです。
8歳から18歳の多感な時期を過ごしたのは、1980年代。
来年でちょうど仕事を始めて30年の節目を迎えるにあたり、この連載で今の自分を作ってくれた大好きなもの、ことを、超個人的な思い出とともにふりかえっていきたいと思っています。
懐かしんでもらったり、ぜんぜん知らなかったり、50歳のイラストレーターのつぶやきにおつきあいいただけたらさいわいです。

  • EXCHANGE PICTURE DIARY 交換絵日記 2023年5月1日更新
 交換日記は小学校高学年のころに何度かやったはずだけど、全然続かなかった。中学に入ると男子と交換日記をする友達が出てきて、一度見せてもらったことが。男子、なにも思いつかなとみえて、安全地帯の歌の歌詞が書いてあったことだけはおぼえてる。  私にとって交換日記といえば、中2から大学4年まで続いたKとの日記。クラスはちがうけどお互いC-C-Bファンということがわかり、二人とも絵を描くのが大好きだったので、交換"絵"日記をはじめることに。  書くことが好きなもの同士の熱い日記には、その時々の好きなものや嫌なことがつぶさに書かれていて、間違いなくこの仕事の原点はKとの絵日記だなぁと思うのでした。

(つづく) 次回は2023年5月15日更新予定です。

著者プロフィール

  • 杉浦さやか

    日本大学芸術学部在学中に、イラストレーターの仕事を始める。独特のタッチと視点のイラスト&エッセイが、読者の熱い支持を集めている。イラストのかわいらしさはもちろん、文章のうまさにも定評がある。著書に『ひっこしました』『ニュー東京ホリデイ』『世界をたべよう!旅ごはん』『たのしみノートのつくりかた』など、多数。